親知らずの抜歯

「安全・的確・ストレスなく」親知らずの抜歯を行うために

親知らずの抜歯は「外科処置」を伴うため、大人でも不安や恐怖を感じます。そして、つい歯科医院から足が遠のき、そのままにしている方が少なくありません。

当院では、少しでも患者さんの不安を軽減するために、様々な取り組みを行っています。

「睡眠無痛治療（セデーション）」
にも対応

親知らずを「抜歯」する際、通常は「局所麻酔」で対応しますが、極端に不安を感じていらっしゃる方には「睡眠無痛治療」をお勧めすることがあります。

点滴で鎮静薬を注入すると、数分でほぼ眠ったような状態になります。この間に、治療を行いますので、目覚めた時には治療は終了しています。恐怖心や不快感、痛みを感じずに処置を終えることができます。

ご希望の方は、ご相談ください。

正確な診断を可能にする「CT撮影」

より安全かつ正確な抜歯を行うためには、親知らずがどんな状態で生えているかを正確に知っておく必要があります。

そのため、当院が導入しているのが「CT」による撮影です。
一般的にはレントゲンで撮影し確認することが多いのですが、レントゲンですと「2次元」撮影となります。

ＣＴでは3次元（立体）画像で確認できます。2次元と3次元では見える範囲が全く異なります。

下の画像を見てご確認ください。左が2次元レントゲンの画像、右が3次元のＣＴの画像です。同じ部位を撮影しています。

赤い丸がついている部分が「問題」が生じている箇所です。
3次元はしっかり影が映っています。しかし、2次元では影は見えません。

歯科医療において、見える/見えないはこれほどまでに「結果」に違いが出てしまいます。
当院では、親知らずの状態をしっかり確認するために、３次元のＣＴを使用しています。

広範囲かつ長時間効果がある「伝達麻酔」

親知らずが生えている部分は、麻酔が効きにくく、通常の麻酔では鎮静効果が十分でないことがあります。
そのため、当院では、通常の麻酔より、広範囲かつ長時間にわたって、効果がある「伝達麻酔」を使用しています。

妊娠前の女性は、親知らず抜歯をご検討ください

妊娠するとホルモンバランスが崩れます。その際、「親知らず」が痛くなることがあります。抜歯してしまえば解決することです。しかし、妊娠中に「抗生剤」や「レントゲン」等を行うと、お腹の赤ちゃんに影響しかねません。

妊娠前に「親知らずの抜歯」を済ませておくことをお勧めする理由はこのことです。
もしも、ご自身の親知らずが気になる方は、一度ご相談いただければと思います。